龍馬とおりょう
龍馬とおりょう

 特定非営利活動法人 京都龍馬会は坂本龍馬を通して幕末に活躍した歴史上の人物・風土などを学び、自由闊達な精神を愛する人たちとの交流により、龍馬と幕末の歴史ゆかりの地のまちづくり、活性化の推進を図り、歴史的景観の保全と文化の振興に寄与することを目的としています。

京都龍馬会のあゆみ
 1993年11月15日京都龍馬会発足。
京都の中心部、坂本龍馬らが凶刃に斃れた「近江屋」のある商店街組合、河原町商店街振興組合青年会(赤尾博章会長)が中心となり当時廃校になった土佐藩低跡にある京都市立立誠小学校跡「龍馬記念館」設立活動を始めたことがきっかけとなる。
 1994年、平安建都1200年事業の一環として、河原町商店街振興組合主催の「坂本龍馬祭」を運営。「坂本龍馬慰霊祭提灯行列」もこの年から始まり、これ以降京都龍馬会の年間を通じてのメイン行事となった。慶応3年11月17日(1867年12月12日)に行われたと伝えられる坂本龍馬と中岡慎太郎、従僕山田籐吉の葬列を偲んで毎年続けている。
 以来全国の龍馬会と連携、2002年2月に誕生したサンフランシスコ龍馬会とも交流。2003年にはフランス・パリ龍馬会、ドイツ・ハンブルグ龍馬会とも親交をつなげてきた。
2003年3月  特定非営利法人格 取得。
2004年10月 第十六全国龍馬ファンの集い京都大会を東映太秦映画村で開催。
2005年4月  京都商工会議所地域活性化委員を委嘱される。
2005年11月 当会法人会員であった自転車メーカーのご協力により車椅子十台を京都市内の福祉施設に寄贈。
2006年8月 大阪南港「なにわの時空間」にて「海援隊と龍馬の海」展を開催。
2007年3月 京都市中京区木屋町通六角下ル「龍馬」に事務局を移転。京都における坂本龍馬ゆかりの地に石碑を建てる事業を始める。
2008年10月 「この付近 坂本龍馬 妻 お龍の実家 楢崎家跡」石碑建立。
2008年11月 京都龍馬会創立15周年祝賀会開催。
2009年3月 「此付近 坂本龍馬妻 お龍 独身時代 寓居跡」 建碑
2009年7月 「坂本龍馬 お龍『結婚式場』跡」建碑。
2009年9月  京都龍馬会会報「近時新聞」創刊。
2009年10月 「此付近 新選組最後の洛中屋敷跡」 建碑協力。
2010年10月 「坂本龍馬、中岡慎太郎など幕末志士葬送の道」建碑
2013年5月  あさくらゆう先生の調査により寺田屋お登勢の実家の場所を特定。大津市中央 光風堂菓舗前に「寺田屋お登勢実家升屋跡」建碑。
2013年11月 京都市役所前広場、Zest御池地下街にて第1回京都幕末祭開催。実行委員長 坂本和彦。
2014年9月  京都市役所前広場、Zest御池地下街にて第2回京都幕末祭開催。
2015年9月  京都市役所前広場、Zest御池地下街にて第3回京都幕末祭開催。
2015年9月  同志社大学 良心館にて「幕末本気トークライブ」開催。
2015年9月  坂本龍馬が亡くなる直前、土佐藩重臣の後藤象二郎宛てに書いた手紙の草稿に名前が記されていた「林市郎右衛門」と、龍馬らとの交流の様子を明らかにした。当会の調査により林市郎右衛門御子孫宅より林市郎右衛門宛て北添佶磨書簡を発見。
2016年10月  同志社大学良心館にて第四回京都幕末祭「幕末本気トークライブ」開催。
2016年10月  林市郎右衛門宛て北添佶磨書簡が京都国立博物館で開催された「没後百五十年特別展 坂本龍馬」にて展示された。
2017年10月  京都国立博物館にて第五回京都幕末祭「龍馬没後百五十年講演会」開催。
2020年11月 コロナウィルスを洗い清める願いを込めて霊明神社参道に手水石を寄贈。

会報「近時新聞」発行

 慶応3年2月22日龍馬は下関の伊藤助太夫方より、長府藩士 三吉慎蔵宛に「近時新聞」と題し五箇条の最新情勢を伝える手紙を送っています。幕末維新史研究に関わる先生方の最新成果を掲載する京都龍馬会の会報名にこそふさわしいと考えます。年四回発行します。

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「寺子屋龍馬」開講

 近時新聞に御執筆戴いております最先端の幕末研究に携われている先生方の講演会を京都龍馬会事務局「龍馬」にて毎週開催しています。(先生方のご都合により開催日が変更する場合もあります。)

「坂本龍馬慰霊祭提灯行列」

 慶応3年11月15日 京都の中心部、河原町蛸薬師下ル西側 醤油商「近江屋」において凶刃に斃れた坂本龍馬、中岡慎太郎、藤吉らの葬儀は17日夜、内々にとりおこなわれ、どこから聞きつけたのか沿道では沢山の人々が龍馬らを見送ったと伝えられています。その当時の正確な資料は残っていませんが、京都龍馬会は1994年より毎年11月17日に近い土曜日に葬儀を顕彰し坂本龍馬慰霊祭提灯行列を開催しております。

建碑活動

 京都における坂本龍馬ならびに龍馬を支えた人々ゆかりの地には、(学術的根拠に基づいた)史実として確認されていながら顕彰されていない場所がたくさんあります。京都龍馬会ではそれらの地に石碑を建て、当該地の歴史的背景を記載した解説版も併せて設置する活動をすすめています。由緒地に石碑を建立することはその地の歴史を後世に伝える上で意義深いものといえます。建碑は龍馬ファンの皆様の募金によるもので、設置場所もご好意によりご提供戴いております。

建碑実績

2008年10月 「この付近 坂本龍馬 妻 お龍の実家 楢崎家跡」建碑
      京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町 GoogleMAP
      京都市歴史資料館HP「フィールド・ミュージアム京都」

2009年3月 「此付近 坂本龍馬妻 お龍 独身時代 寓居跡」建碑
      京都市中京区木屋町通六角下ル材木町184「都会館 龍馬」前 GoogleMAP
      京都市歴史資料館HP「フィールド・ミュージアム京都」

2009年7月 「坂本龍馬 お龍『結婚式場』跡」建碑
      京都市東山区三条通白川東「パークウォーク京都東山」前 GoogleMAP
      京都市歴史資料館HP「フィールド・ミュージアム京都」

2009年10月 「此付近 新選組最後の洛中屋敷跡」建碑協力
      京都市下京区南不動堂町「ホテル 京湯元ハトヤ瑞鳳閣」前 GoogleMAP
      京都市歴史資料館HP「フィールド・ミュージアム京都」

2010年10月 「坂本龍馬、中岡慎太郎など幕末志士葬送の道」建碑
      東山区桝屋町「霊明神社神葬墓地」前  GoogleMAP
      京都市歴史資料館HP「フィールド・ミュージアム京都」

2013年5月 「寺田屋お登勢実家升屋跡」建碑 GoogleMAP
      滋賀県大津市中央1丁目4-19「光風堂」前
      まちづくり大津HP

2020年11月 霊明神社参道「龍馬坂」手水石寄贈
       京都市東山区桝屋町356  GoogleMAP
令和2年(2020年)は大きな災いが降りかかって来た年であります。その災いを洗い清める願いを込めて、多数の方々のご協力により、志の聖地 霊明神社の参道に手水石を寄贈致しました。この手水石は伊予の青石で、愛媛県の代表的な自然石です。大洲城の石垣にも使用されております。坂本龍馬が志を持って駆け抜けた山から穫れた手水石は龍馬が眠るこの地にこそふさわしいものと考えます。また、プロサッカー選手のカズこと三浦知良氏ご子息でタレントの三浦獠太氏より土佐の景石をご寄贈戴きましたので合わせて設置させて戴きました。

霊明神社創建200年整備「霊明の手水」除幕式 Youtube